■NITRO SUPER SONIC 2006 Live Report

去る10/14(土)、行って来ましたNITRO SUPER SONIC 2006。
今回は第一部アフパラ公開録音と第二部ライブの二部構成。
というわけでライブレポート書くと言ってしまったので書きます。

チケット争奪戦に4年目突入の携帯で参戦し、勝ち取ったのは1F7列目の29・30番。
こういう大きなライブでここまでいい席で参加するのは初めてかもしれないです。
アーティストさんも機材も良く見える、実にいい位置でした。
会場を見回せば、なんかやたらと女性率が高い。やはりキラルと声優効果は高いということか。でも本家ニトロのゲームも良いですよ、と思ってみたり。刃鳴散らすは女性向けだと思ってます。
さておき、去年よりもコスプレさんは少ないのか、あまり見かけませんでしたね。
まあ、真後ろにいらっしゃいましたが。ハロワの和樹と奈都美と刃鳴散らすの赤音でしたね。男性で赤音って珍しいなあと思いながらちらちらと見ていたのは秘密です(笑)。
あとデモベの九郎ちゃんと見事な紫ウィッグのアルもいましたね。
多分、龍刺繍のロングスカートとかでも浮いたりしない会場です。私は普通にグレーのスエット素材のジャケットとオフホワイトのサテンぽいピンタックと裾レースのレイヤードのブラウス着てました。下も普通にデニムで。去年、黒い人が多いと言いながら自分も黒かったので、意識して黒い服は着ないようにしたのも秘密です(笑)。
会場内は始まるまで、去年と同じくマニアックなニトロクイズが流れてました。これ、飽きないし席に座って見ちゃうから凄くいい仕掛けだと思います。去年と同じ問題とかもありましたけど。
とりあえず会場に入って即行でパンフ買って大人しく席で待つことに。

そして15:00。開演です。
まず第一部、アフロプラスパラダイス公開録音。
いつものテーマに合わせてジョイまっくす氏、いとうかなこ嬢、そしてアルビトロコスの男性が登場。
え、アフパラで出てくる男性って、まさかニトロくんがそこまではっちゃけた!?
と一瞬動揺しましたが、声聞いたらアージュの斉藤Kさんでした。この人、想像していたより普通に格好よくてちょっとびっくり。ビトロコスを着こなせる人が他にいるとは。
そして特別企画、なまにくATK氏による90分彩色タイムトライアル。でもこの企画、結構途中で忘れ去られてた感があります。ていうか観客も話題に上がるたび、「おっといけね、忘れてたよ」とか思ってたんじゃ。私は結構忘れてました。

さて、大十字九郎役の伊藤健太郎氏とナイア役の折笠愛氏によるビデオレター上映に続いて、早速ゲスト登場。イトケンさんアフロかぶってました。
まずはマスターテリオン役の緑川光氏とドクター・ウェスト役の山崎たくみ氏。
よく考えるとキャラ的に凄い組み合わせ。ということで、トークを挟んで鋼屋ジン氏書き下ろし台本の生アフレコ。しかも背後にはゲーム画面がムービーで流れるという豪華仕様ですよ。
わざわざそれだけのためにスクリプト組んだのかと、斉藤Kさん突っ込む(笑)。
さすが鋼屋さん、なシナリオに爆笑しつつ、さすが鋼屋さん、なオチも秀逸でした。
そして何より生で演じられているお二方が凄い。ドクター・ウェストのテンション凄い。あれ、体力使うよなあ確かに。
続いてのゲストはLamentoのコノエ役の波多野和俊氏とフラウト役の笹沼晃氏。
笹沼さん、自己紹介でいきなり「脇役です!」は笑いました。いやそりゃ主役と脇役しかいないんだから主役じゃなければ脇役だけど、と斉藤Kさんフォローに。
今度はまたもや本家淵井鏑氏書き下ろしの台本で生アフレコ。
こちらはデモベほどはっちゃけていなかったですね。発売前なので、どんなキャラクターなのか、紹介を兼ねているといった感じ。
で、トークでまたもや笹沼さん、「キャラクターが把握できていない」と爆弾発言。いやちょっと待て、マスターアップしてるだろと斉藤Kさんまたもや突っ込みに。
声優さんのトークは正直あんまり期待してなかったんですが、まあ普段のアフパラだと思えばあのノリになるのも頷けるというか、面白かったですよ色々と。
しかし波多野さん、スタイルいいですね。最近の声優さんは大変だ、と思ったり。
続いてはニトロくんが登場し、お知らせインフォメーションコーナー。ニトロくんは普通の格好でした。ちょっと残念、とか思ってないですよ?
Lamentoのムービーが流れましたが、曲が物凄く格好よくて好みでした。BLゲーは正直、やりたいと思わないんですが、世界観とか音楽は間違いなくツボに入りそうです。ゲームは買わずともサントラは買ってしまいそうです。
月光のカルネヴァーレとウロボロスロンド後編のデモムービーも初お披露目。さくさくと広報の仕事が進められていきます。
そんな仕事ぶりが実は伏線だったとは、ということで、特典CD-ROMに収録されている『実録! ジョイまっくす24時』のダイジェスト版がここで公開。本編の収録時間を見た観客の反応は「長っ!」の一言に尽きると思います。
そして広報としての仕事ぶりを他の方に語っていただくと言うことで、テックジャイアンの編集さんがムービーで次々登場。約一名、物凄くクオリティの高い方がいらっしゃいましたが。
そしてそのまま流れで始まる『実録! タダオ伝説』。タダオって、……待て。
ジョイまっくすのお父上ですよ!?
なんか、ああ、このノリは血筋なんだなあとしみじみ思ってしまう、そんなムービーでした。これはどうやらドッキリ企画だった模様。
そしてアカペラじゃないけどお歌のコーナー、ということで、サイト上での歌投票の結果発表。上位はほぼ中間発表時と同じでしたね。結晶とか神の摂理に挑む者達とかが10位以内にあがってきていましたが。
まずはワタナベカズヒロ氏のボーカルで「結晶」を、村上正芳氏と佐々木しげそ氏によるアコースティック編成での披露。続いて1位は「STILL」、ということでこちらもアコースティックに。
ここまで書いてやっぱり忘れそうになりましたが、なまにくATK氏によるタイムトライアル彩色も無事終了。
最後の締めはやっぱり皆で「アフパラー!!」と叫んで、17時を回ったあたりで終了。
第一部だけでかなり楽しかったです。

さて、休憩時間は15分。
ですが、トイレとかあまりにも混んでたので席で大人しく待つことにしました。
ここで昼食時に頂いたサイリウムを準備。
それからアクセの類も全部外して、これで準備万端です。

会場内の照明が落とされて、いよいよ第二部開始。
まず、セットリストは以下の通り。二人で記憶をつき合わせているので、多分おおよそ合っていると思うんですが。

01 最狂広報ジョイまっくすのテーマ
02 残光
03 さめない熱
04 新曲(Lamento)
05 Promised land
06 SILENCE
07 The Cyberslayer
08 東京上空ドッグファイト
09 青い記憶
10 BLAZE UP
11 グローバルネットワーク
12 神の摂理に挑む者達――魔を断つ剣は未だ折れず
13 幻灯
14 とある竜の恋の歌
15 ARE YOU HAPPY?
16 GRIND
17 曲名不明
18 残夢
19 MOON TEARS
20 WHITE NIGHT
21 人、神、機 -Man God Machine-
22 HOLY WORLD
23 Evil Shine
24 ガラスのくつ
25 Lamento

アンコール
01 伴天連蝙蝠
02 孤高之魂魄
03 機神咆吼ッ!デモンベイン!


もちろん一曲目はこの曲以外ありえない、な「最狂広報ジョイまっくすのテーマ」ですよ! ジョイまっくすはいつものアルのコスプレで、登場した途端これはもう立つしか、とスタンディングに。
初っ端で勢いをつけて、去年と同じくワタナベカズヒロさんへバトンタッチ。
相変わらず格好いいですね、この方。
まずは「残光」。しっとりとしていながら、後半の盛り上がりがまたいい曲ですよ。続いては「さめない熱」で、これも派手ではなくとも盛り上がる曲。
そして新曲はLamentoの曲だったようですね。ゲームの世界観に合わせた、これまでのワタナベさんとはまた違う、でもやっぱりワタナベ節な歌で格好いい。
残念ながら「創傷」はやりませんでしたが……次のライブとかでやってくれないですかね。大好きなんですこの曲。
続いては、去年は残念ビデオレターだったHassyさん。生で聴くのは実は初めてだったんですが、やっぱり「Promised land」は名曲ですね。
某曲作詞秘話は、なんというか、世の中知らない方が良かったって事は往々にしてあるものです、というか(笑)。
次は「Fly」をやるのかな、と思っていたら「SILENCE」でした。これもいい曲ですね。そろそろまた歌も歌っていただきたい、と思いながら次はそのままZIZZのメンバーが残って、サックスの泉邦宏氏登場。
おもむろに流れた二胡のイントロは……鬼哭街!?
というわけで「The Cyberslayer」ですよ。これは完全に予想外でした。生で聴くとこんなに格好良いんだ、とちょっと感動しながら続いて聴こえてきたドラムのイントロに思わずガッツポーズ。
゛Hello,World゛の「東京上空ドッグファイト」ですよ! ついに生で聴けました!
ベースの神保さん格好良いですよ、これ、現役のときに聴いてたら本気でコピーしてたかもしれないぐらい好きな曲です。
インストなのに、腕振って飛び跳ねてました。大満足。
続いていとうかなこさん登場で「青い記憶」。前回はやらなかったので、これもまたライブで聴くと更にいいですね。なおもハロワつながりで「BLAZE UP」。
ライブ映えする曲で、もちろん曲自体も大好きで。最後のコーラスは歌うしか、ということでもちろん歌いましたよ。
ここで一息、次に登場はAcoustic Asturias。
ZIZZメンバーが一時退場し、ピアノの川越さん、バイオリンの伊藤さん、クラリネットの筒井さん、そしてギター大山さんのアコースティックな編成。観客一同も一度着席し、雰囲気がライブからコンサートへ。
「グローバルネットワーク」も「神の摂理に挑む者達」も、ライブでやっている曲のようですが、こういうアレンジなわけですか。編成的に出来るなあとか恐れ多くも考えてしまいました。だってピアノとギターとフロント二人ですしね。死ぬのは自分ですけど。
そのままの編成で、かなこさんを迎えて「幻灯」へ。なかなか面白い曲ですね。月光のカルネヴァーレの雰囲気の一端をつかめた気がします。
更にパーカッションのしげそさん、コーラスの江幡さんを加えて「とある竜の恋の歌」。なるほど、こういうアレンジもありですね。パーカッションの方を加えて演奏したくなりますね、こういうのを聴くと。
さて、雰囲気は一変して次なるはカリキュラマシーン。
「ARE YOU HAPPY?」で軽くノリをライブに引きずり戻し、「GRIND」で完全にHRのノリへと変貌させました。最近は普段こういう曲を聴かなくなってますが、やっぱりこういう曲が来たら乗らなきゃ損です!
ライブ以外でこの曲聴いたことないけど、とか思いながらノリノリで腕とか振りましたよ。キラルの曲だからってひいてたら勿体無い!
次の曲は聴いたことあるんですけど曲名が思い出せず。今、資料が手元にないので調べられないのが残念ですが、これもまたロックで熱かった。
結構汗をかいたところで、小野正利さん登場。
恒例となりつつあるジョイまっくすとの漫談トークでちょっと休憩しながら、それでも一発目が「残夢」ときたら休んではいられません。
「MOON TEARS」でしっとりしつつ、やっぱり最後はこれだよね、と。
そうです「WHITE NIGHT」!
会場全体で曲タイトルをコールして小野さんのお墨付き「大正解!」を頂いたところでイントロ開始。この時点でかなりヒートアップ。
「MOON TEARS」でひいた汗が再び出てきましたよ。ちょっと疲れたけど、腕も振りまくりでもう最高です。
そして小野さんいわく、ライブもマラソンで言うなら35km地点。もうそんなに経ったのかと驚きましたが、今セットリストを見ると、確かにこの時点で20曲目です。
いよいよ生沢佑一さん登場です。
まずはアニメ版デモベOPの「人、神、機 -Man God Machine-」から。
フルで聴いたのは初めてでしたが、やっぱり格好いい。
続いて「HOLY WORLD」。この曲は一度クリアしてから聴いてたら凄く好きになった曲で、去年のライブでも物凄く盛り上がって、なんか思い入れがあるんですよね。メロディアスでいてとても熱く、聴いてるとたまに泣きたくなったり。もちろん、今年も盛り上がりを持続させてくれました。
そのまま「Evil Shine」へ。もう、この曲は知ってようが知っていまいが、盛り上がらないわけには行かない曲ですよ。熱気も興奮も最高潮。本当に汗だくになったけど、最高に熱かった!
いよいよラストへ向けて、かなこさん再登場。
沙耶の歌から「ガラスのくつ」をしっとりと歌い上げてくれました。この曲も凄く良い曲で好きなんですよね。もう、ニトロの曲は全部好きなんですけど。
ラストは発売直前Lamentoと発売直後Largoからそれぞれラテン語と日本語をミックスさせての「Lamento」。第一部のムービーで初めて聴きましたが、一発で惚れました。そういえば、去年のときも塵骸魔京のムービーで「孤高之魂魄」に一発でやられた気がします。サントラ買っちゃいましたしね。
そして巻き起こる拍手とアンコールの声。もちろん、これで終わりな訳がありません。
ジョイまっくすに紹介されてサックスの泉さん登場。……えーと、何でこの人変な笛くわえてtin whistelを2本吹いてんの? しかも鼻で。
なんか凄い人来ちゃいましたよ……! この人なら一噌さんに対抗できるかも。
ソプラノサックスで塵骸魔京の「伴天連蝙蝠」。元々好きな曲ですが、ライブで聴くとこんなに格好良いんですね。ニトロってこういう曲を平気でゲームに使ってくるからやめられないですよね。これも現役のときに知ってたらやってみたかった曲です。一時期ソプラノサックスの人とバンド組んでたこともあって尚更。
続いて「伴天連蝙蝠」ではコーラスだったかなこさんがメインでの「孤高之魂魄」。
もう、待ってました! の一言。大好きな曲です。やっぱりこの曲も大いに盛り上がって、とうとう最後の曲。
生沢さんが登場し、会場内を煽って盛り上げて、もうこの曲しかないです。
もちろん、無垢なる刃、デモンベイン!
「機神咆吼ッ!デモンベイン!」で最後の最後まで燃え上がりました。
明日筋肉痛だとか、そんなことは考えるだけ無駄、今この瞬間に盛り上がれなければ! とばかりに腕を振って熱唱です。
そしてカーテンコール。出演者全員の一言コメントで5時間にわたるイベントの幕が下りました。

終わったあとの心地よい脱力感と充実感は、多分他のライブでは味わったことのないものでした。本当に燃え尽きた、という表現がぴったりくる、そんなライブでしたね。
体調不良とか不安要素はあったはずなんですが、終わってみればそんなの何処かに吹き飛んでました。ニトロパワー恐るべし。
ノリノリすぎて周りに迷惑かけてなかったかちょっとどきどきです。後ろの人とかに呆れられたりしてそうな気もします。今回、ライブパートは終始アクセル全開で行きましたからね。おかげでここしばらくのあれこれを発散できました。

全体的には、今回女性が多かったのはキラルファンが多かったのか、あるいはデモベのメディア展開から入ったのか、結構曲を知らないようで激しい曲でもあんまりノっていない女性とか男性とか、ちらほらと見受けられたのが本当に勿体無かったです。
全然知らない曲ばっかりだったという女の子達にも、是非他のニトロ作品に興味を持ってもらって、音楽を聴いてもらいたいですね。
キラルの方を知らない自分が言うのもアレですが、絶対に面白いと思いますし。
そんなこんなであっという間でしたの5時間。
本当に楽しくて熱くて盛り上がって燃え尽きました。
次回があったらまた絶対に行きます!